2011年06月08日
春雨
泡盛である。
沖縄サミット以前は普通に購入できたのだが、
サミットでの晩餐会のための選考会で1位を獲得したのを機に入手困難になった。
入手困難なものを無理やり手に入れるのは、好みではないのでしばらく飲まずにいた。
某日。
某店のHPをのぞいていたら普通に売っていた。
しかも、本数制限なし。
サミットから11年、さすがにブームが去ったのか。
まぁ、よろし。
久々に味わってみるか。
なにやら限定ものらしいアルコールール度数44°のものと、
定番のゴールド30°をそれぞれ1本ずつ購入する。
44°のそれを小ぶりのグラスに1/4ほどそそぎ、香りを楽しむ。
泡盛特有のヒネたような香りではあるが、とがったところがなくかすかな甘さを感じる。
そして、1対1の割合になるように加水。
香りがよりマイルドになり引き立つ。
一口、含む。
まず感じるのは、ほんのりとした甘さ。
安物の泡盛だとこれがくどく(もしくはほとんどない)感じられるのだが、
単一の甘さではなくたとえば未精製ではあるが、
上質の黒糖のような複雑な、さらりとした甘さである。
そして飲み込んだときに口腔奥に広がりサッと消える一つまみの苦み。
・・・うまい。
3年ほどしか寝かせていないスピリッツとしては、
信じがたいほどにさまざまな味をまとい、かつ、
絶妙なタイミングの切れ味を持っている。
味ののりと切れ味のバランス、これが「春雨」の真骨頂であろう。
サミットから11年。
時代に流されず、なにも変わっていない酒が、ここにある。
沖縄サミット以前は普通に購入できたのだが、
サミットでの晩餐会のための選考会で1位を獲得したのを機に入手困難になった。
入手困難なものを無理やり手に入れるのは、好みではないのでしばらく飲まずにいた。
某日。
某店のHPをのぞいていたら普通に売っていた。
しかも、本数制限なし。
サミットから11年、さすがにブームが去ったのか。
まぁ、よろし。
久々に味わってみるか。
なにやら限定ものらしいアルコールール度数44°のものと、
定番のゴールド30°をそれぞれ1本ずつ購入する。
44°のそれを小ぶりのグラスに1/4ほどそそぎ、香りを楽しむ。
泡盛特有のヒネたような香りではあるが、とがったところがなくかすかな甘さを感じる。
そして、1対1の割合になるように加水。
香りがよりマイルドになり引き立つ。
一口、含む。
まず感じるのは、ほんのりとした甘さ。
安物の泡盛だとこれがくどく(もしくはほとんどない)感じられるのだが、
単一の甘さではなくたとえば未精製ではあるが、
上質の黒糖のような複雑な、さらりとした甘さである。
そして飲み込んだときに口腔奥に広がりサッと消える一つまみの苦み。
・・・うまい。
3年ほどしか寝かせていないスピリッツとしては、
信じがたいほどにさまざまな味をまとい、かつ、
絶妙なタイミングの切れ味を持っている。
味ののりと切れ味のバランス、これが「春雨」の真骨頂であろう。
サミットから11年。
時代に流されず、なにも変わっていない酒が、ここにある。
Posted by Kurosaki at 20:44│Comments(0)
│料理、酒