2010年01月19日
日本酒
日本酒が好きである。
しかし、日本酒ならば何でもいいというわけではない。
「ごはん」のような日本酒が好きである。
納豆、筋子、塩マス、白菜の浅漬けなどでご飯をいただくと大変おいしい。
タラコが抜けているではないか、というご指摘もあろう。
それは、とりもなおさず、おかずがご飯のおいしさを引き立ててくれるからである。
たとえば、筋子なんぞをそのまま食ってもうまくもなんともない。
ご飯があればこそ、おかずの面目も立つというものである。
そして、ご飯は、白飯に限るのである。
昨今のフルーティと言われる吟醸、大吟醸という酒には全く興味がない。
出しゃばった香りが、肴の味を台無しにする。
例えるならば、白飯ではなく炊き込みご飯ということになろうか。
炊き込みご飯で筋子(←結構好きだ)を食べても、おいしくないですよね。
先日、「むらかみ」でいただいた日本酒。
「義侠」の純米吟醸、19年2月製造。
「酒の柳田」が3年間氷温で熟成させたもの。
ご飯に例えるならば、極上のコシヒカリということになろうか。
丸みを帯びた柔らかだけれどコシがある味わいが、鴨の野趣をしっかりと受け止める。
お蕎麦と一緒にいただくと、お蕎麦が一層甘くなる。
素晴らしいお酒である。
*お酒はむらかみさんのご厚意により、持ち込みをさせていただきました。
Posted by Kurosaki at 20:46│Comments(0)
│料理、酒