2011年07月05日
Best One
さて、先日釣ったスズキ。
釣った時から、料理をするのが楽しみになるくらい、むっちりとした魚体だった。
もちろん、岩崎の魚なのでそれに銀ピカの美しさが伴う。
まずは腹を裂いて、胃袋の内容物を確認する。
カラ、であった。
直径5mmくらいの石ころが数個入っていただけ。
底で何かを漁ったのかしらん。
作った料理は、トマトソースのソテー、アラの煮つけ、お刺身、ハラスの塩焼き。
トマトソースはニンニクとタマネギのみじん切りを炒めて市販のトマトソースを加えて煮込み、
仕上げにフレッシュトマトのさいの目切りを加え、フレッシュバジルをパラリと振りかけて出来上がり。
3枚におろしているときに、手がニキニキするくらいあぶらが乗っていたので、
酸味が強めのソースに仕上げた。
さてさて、いただきます。
まずは、何もつけずに素材の味見。
腰のあるむっちりとした、さらにはなめらかさが加わった食感、ほとばしり出る肉汁(じゅわっ)、
そして甘いあぶら。
美味いのであるが、これだけを食べ続ければしつこくなるであろう。
トマトソースをたっぷりと乗せて頬張ると、香ばしく焼けた皮がぱりっとはじけそして肉汁、
甘い脂がトマトの酸味とマリアージュして、美味いのなんの。
キンキンに冷した白ワインを、ごくり。
ふう。
今まで食べたスズキの中では、間違いなく一番の味である。
血抜きを完璧にしたので、刺身も秀逸。
醤油に負けない味わいを持っている。
アラの煮つけの目ん玉なんか、もう・・・。
ハラスの塩焼きは朝飯のおかず。
ご飯にのっけてわしわしと食べる。
ちょっときつめにした塩味が、ハラスの脂とご飯との絶妙な相性を見せる。
うん、うまい!
岩崎で釣りをしてきてよかったなぁ、とつくづく思う。
こんなに美味いスズキが釣れるのは、岩崎ならではあろう。
数は少ないが、1本の価値が違う。
力強いファイトといい、魚体の美しさといい、その味といい、完璧な魚であった。
Posted by Kurosaki at 07:30│Comments(2)
│料理、酒
この記事へのコメント
お久しぶりです。
文章だけでヨダレが垂れましたよ。画像見てまたヨダレが落ちました。
文章だけでヨダレが垂れましたよ。画像見てまたヨダレが落ちました。
Posted by 魚路 at 2011年07月05日 10:17
>魚路さん
刺激がちょっと強かったみたいですね。
ヨダレ、拭いてください(笑)
刺激がちょっと強かったみたいですね。
ヨダレ、拭いてください(笑)
Posted by Kurosaki at 2011年07月05日 11:34