釣日誌　釣れるといいなぁ　＠西海岸

梅雨入りして、むしむしと暑い日が続いている。
本日、桜桃忌。
太宰の誕生日は６月１９日、玉川上水に飛び込んだ日は６月１３日である。
死体が上がった日が６月１９日。
もちろん偶然であろうが、自分の誕生日に死体が上がったというのは太宰らしい。
ちなみに、坂本竜馬は天保6年11月15日に生まれ慶応3年11月15日に暗殺されている。

久しぶりに藤本鮮魚店に出かける。
目立った魚はない。
ふと、奥のまな板に眼をやるとうまそうなマグロの切り身が、デンと乗っている。
岩崎で漁れたそうな。
ううむ、これは買わねばなるまい。
秋はシメサバを、冬は真鱈のコッコを、春はガサエビを食わねばならないように、
今の時期は、生の本マグロを食わねばならないのである。







という事で、今年初の本マグロを食す。
刺身に引いて、いただきます。
初冬の濃厚なマグロもいいが、今の時期の真骨頂はサワヤカなアブラである。
梅雨の晴れ間の青空のような。
よく思い出せないが、江戸の川柳に女房を質に入れても初ガツオ食べたいというものがあったような気がするが、
そういう初マグロではある。