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2010年05月01日

お花見

昨日は、市民会館の大会議室で幻の日本酒を飲む会のお花見。
酒を飲みながら思い出したのだが、
確か・・・、昭和39年4月に新築された市民会館に小林秀雄が講演をしに来弘している。
その時のことを、真贋の中の「花見」に書いているので、一部を引用する。

 
汽車は、桜に追いつこうと、ひたすら走っているようであったが、
弘前近くになると、未だ浅緑の野や山に、桜が咲きだすのが眺められた。
弘前城の花は、見事な満開であった。背景には、岩木山が、頂の雪を雲に隠して、
雄大な山裾を見せ、落花の下で、人々は飲み食い、狂おしいように踊っていた。
実に久しぶりの事だ。
こんなお花見らしいお花見は、私の記憶では、
十二三の頃、飛鳥山に連れて行かれた時までさか上らないと見付からない。
東京付近の花は、もう皆亡びた。


僕が記憶する子供の頃の観桜会(カンゴカイ)は、このような妖しさがむんむんと漂っていた。
アセチレンの薄暗い光とにおい、かっぱ天国(ストリップ)、見世物小屋、お化け屋敷、
客引きのダミ声、てろんてろんに酔っぱらって、もみ手の手拍子で歌を歌うオヤジ達、
そして、こんもりと咲く桜・・・。


梶井基次郎は「桜の木の下には、屍体が埋まっている」というようなことを書いていたし、
坂口安吾の「桜の森の満開の下」は、毀れんばかりに咲いた桜が、
人の首を欲しがる鬼女に化ける話であったと思う。
そして、小林秀雄と同行した円地文子は、北国の夜気に乗って来襲する花の雲を見て、
「狐に化かされているようだ」と呟くのである。


冷たい雨が降り、人出はまばらであった。
花は五分咲きというところか。
純米酒七郎兵衛の熱燗がうまい夜であった。


お花見






お花見




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この記事へのコメント
お花見の季節到来ですね。
「カンゴ会」・・・懐かしい響きです(笑)
ホゲレンは、キャンプはやれど「カンゴ会」をやろう
という話は出ないのは何故でしょうか。
そうか・・・・「看護会」になるとまずいからか(^_^;)

酒は純米酒七郎兵衛。

ところで、団子は何だったんでしょうか?
Posted by dive at 2010年05月01日 14:51
そーですね、diveさんの看護がめんどくさいからですね(笑)
って、なんか台無しですがー(笑)
今度は岩崎でサクラ際(笑)しましょう!
Posted by ogu at 2010年05月01日 16:54
>diveさん

渚のフィト・・・バット、ようやくわかりました。
渚のシンドバッドに引っかけたんですね。
あまり難しい問題を出さないでください(笑)

団子はフツーの折詰めでした。
しかし、2次会で締めにいただいた「さくらそば」が絶品で、
春の宵にぴったりの味でした。
Posted by KurosakiKurosaki at 2010年05月01日 17:50
>oguちゃん

サクラ際はShimokitaに伝わる奇習です。
真似をするのは、ナカナカ難しいかと思います。
手っ取り早く「とりしん」に行きましょう(笑)


二人まとめて看護するのは大変だなぁ(笑)
Posted by KurosakiKurosaki at 2010年05月01日 18:03
 
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