釣日誌　釣れるといいなぁ　＠西海岸

当初あった右目の炎症もおさまり、違和感は全くなくなった。
しかし、相変もわらずではあるがドライアイ防止のための目薬を一日５回ほど。

昨夜、県立美術館でのヴァイオリンとピアノのコンサートへ出かける。
團 伊玖磨、フォーレなど詩情ゆたかな演奏に耳を傾ける。
最前列で聴く、ヴァイオリンの音色が素晴らしい。

次の曲は何かなぁ、とプログラムに目をやると・・・、見えない。
目一杯腕を伸ばすも、見えない（汗）。
ううむ、困った。


ということで、翌朝。
ダイソーへとローガン鏡を買いに走る。
１本１０５円也（一番カルイやつ）を３本購入。

早速かけてみると、あらまぁ、見えるでないの。
眼鏡をかけて近くが見えるという経験は初めてなので、無性にうれしかったりする。

「坂の上の雲」第８巻の残り、「きりぎりす」、「お伽草子」立て続けに読破する。
司馬遼太郎の調査能力とその簡潔な文体もすごいが、太宰の文章がうまいこと。
嘘八百のツクリゴトを読者にそれとわからせていながら、
つるつると読ませる作家は太宰以外にはあるまい、と思う。
そして、文章の中にヒネクレタ感性の切り売りがちらちらと見え隠れするのがまた面白い。



近くは、元通り見えるようになった。
むしろ、文字が大きく見える分だけ目が疲れなくてよい。

遠くは、というと・・・。
山の緑、雲の白、そして空の青。
こんなにも美しい風景の中で暮らしていたんだなぁ、思う。



岩崎の海の青、星空を見るのが楽しみである。